

Tilex開発製品
高機能空間構築に必須な消臭、抗菌、抗ウイルス、防汚、防カビの光触媒5機能を、紫外光や可視光が無い暗所でも発現する夢の光触媒“Tilex量子触媒”の優れた機能を活用する製品を開発することが残されている課題です。タイレックス工業が研究開発したTilex量子触媒を、大手化学メーカーで製造し安価に提供する体制を構築しています。
Tilex量子触媒を用いた製品開発の参考にして頂けることを願い、いままで実施してきた試作例を紹介させていただきます。プリニティブな試作ですが、製品開発にお役に立つならばと考え、幅広い商用化を目指す皆様への参考に資することを願い開示させて頂きます。
現在までに想定しているTilex量子触媒の適用領域は以下の通りです。
Tilex量子触媒の商用化領域例
適用形態 適用領域
1. 繊維製品-----------医療用衣料・洗濯レス繊維製品(宇宙、航空機等)
練り込み繊維-----高機能マスク・エアーフィルター・医療用パッチ・不織布
2. バイオゾル--------抗菌抗ウイルススプレー・土壌清浄剤・湖沼清浄剤
3. 汎用ゾル----------室内空間の高気質化・内装建材の高機能化・多孔質セラミックタイル用高機能化スプレー
4. 遮熱防汚塗料-----都市空間の清浄化
5. PTFEフィルター----焼却炉バグフィルター
6.その他---VOC分解、ダイオキシン分解、消臭・抗菌・抗ウイルス・防カビ・防汚機能を必要とする装置・部品
Tilex消臭抗菌抗ウイルス防汚スプレー

Tilex工業が最初に開発した製品のスプレーです。
消臭抗菌抗ウイルス防汚特性を活かし手軽に使用できる汎用スプレーです。
スプレー内容物はTilex量子触媒TX4溶液(容量250mL, 濃度0.4%)販売価格 1,000円(売り出し当時)。
開発初期は第2物質に2酸化ケイ素(シリカ)のTilex量子触媒TX4でしたが、現在は新しい第2物質のTilex量子触媒 TX5とTX7へ進歩しています。
初期TX4の反応速度比は1.5:光触媒効果1時間値は10倍(2時間値100倍)注1 でしたが、改善したTilex量子触媒TX5とTX7の反応速度比は共に2.0を超え光触媒効果1時間値で100倍(2時間値10,000倍)注、製造技術を見直し触媒単価を150円/g~250円/gと初期1,000円/gの1/7~1/4に圧縮注2、コストパーフォマンスを200~300倍2時間値と大幅に改良しています。
注1:光触媒効果の基準値は、石原産業製の光触媒ST-01です。
注2:量子触媒単価は使用目的毎にチューンアップする分散剤で変わります。ご相談下さい。
ほぼ互いに等しいイチゴ2個を準備、イチゴ1個に量子触媒TX4e 0.4wt%溶液を軽くスプレー、残り1個はスプレーせず比較対象とした。2枚の写真の左側がスプレー処理、右は未処理イチゴです。
2個のイチゴを同じ室内環境にて10日間の静置実験開始。
左は実験開始時点、右は10日経過後のイチゴの様子です。
10日後カビの発生状態に明確な差が生じています。
右の量子触媒をスプレーしていないイチゴには灰色カビ菌が生育、貴腐ワインぶどうのように脱水していることが確認できます。一方、量子触媒TX4eをスプレーした左のイチゴは原型を留めており、防カビ効果と同時に、腐敗遅延効果も発現していることが確認できます。
ほぼ互いに等しいイチゴ2個を準備、イチゴ1個に量子触媒TX4e 0.4wt%溶液を軽くスプレー、残り1個はスプレーせず比較対象とした。2枚の写真の左側がスプレー処理、右は未処理イチゴです。
2個のイチゴを同じ室内環境にて10日間の静置実験開始。
左は実験開始時点、右は10日経過後のイチゴの様子です。
10日後カビの発生状態に明確な差が生じています。
右の量子触媒をスプレーしていないイチゴには灰色カビ菌が生育、貴腐ワインぶどうのように脱水していることが確認できます。一方、量子触媒TX4eをスプレーした左のイチゴは原型を留めており、防カビ効果と同時に、腐敗遅延効果も発現していることが確認できます。